家賃収入でローンをまかなえることでタダで住める家として人気の賃貸併用住宅。
他にもメリットがあるんです。大きく3つにしてまとめたいと思います。
長所があるということは短所もあるので、デメリットに関しては次の記事に改めます。
>>自宅兼賃貸(賃貸併用住宅)に住む3つのデメリット
一般的に言われる自宅兼賃貸の長所短所とはこれまた違う目線で書きたいと思います。
自宅兼賃貸長所1:家賃収入でローン返済・金銭面で利点大きい
普通のマイホームと比較した最大の利点は金銭面にありますね。
マイホームを買ったものの、働けなくなって収入が入らない…
こんな危機的な状況でのリスク許容量が大きく違います。
自宅を手放さなくてはいけないケースで大きな比率を占めるのが、
ローン返済ができなくなった時です。主に、働けなくなった場合が多いでしょう。
しかし賃貸併用住宅の場合、多少働けない期間が生じたとしても。
適切な価格で購入していれば、ローン返済は家賃収入で支払えます。
また、自宅兼賃貸の場合に自宅分が半分以上あれば住宅ローンも組めます。
アパートを建てる場合のアパートローンより金利が安く、最長35年という
長期間のローンも組むことができます。
長期間のローンの場合、毎月のローン返済を期間でならすことができるので、
ひと月あたりの返済額が減少しますよね。
家賃収入から手元に残るキャッシュが増えるので、残った現金を再投資できます。
普通のマイホームでお金が入ってくる仕組みってのは考えづらいです。
自分も快適な住環境を手に入れてなおかつお金が入ってくるのは
自宅兼賃貸住宅ならではの最大級のメリットだと感じています。
自宅兼賃貸長所2:結婚や家族が増えたり減ったりした時に柔軟に対応
家族の増減によって部屋さがしや引越をわざわざすることがないことも
賃貸併用住宅のメリットだと思います。
例えばファミリー向けだったらこんな感じ。
- DINKSの時または子供が大きくなるまではの時は半分を賃貸に出す
- 子供が大きくなって結婚した独立当初は二世帯住宅にする(賃貸部分に住む)
- 子供がマイホームを建てて出て行く時は半分を賃貸住宅にする
独身男性や女性が自分のマイホームとして賃貸併用住宅を購入した場合は…
ファミリータイプは平均入居率が6年と言われているので、あくまで
タイミングが合えばですが、こんな住み方ができるのかな?と。
- 独身の時は賃貸部分の単身者向けに住む
- 結婚後子供できるまでは引き続き住居、ファミリー部分の空きを待つ
- ファミリータイプが空いたら夫婦または家族で入居する
家族が増えたり減ったりする度に自宅を売買したり、賃貸部屋を探すのも
なかなか大変です。賃貸併用住宅でライフプランも描きやすくなるのでは
ないでしょうか。
自宅兼賃貸長所3:賃貸物件としての価値を維持とコスト
マイホームの外回りの掃除が苦手だった私の体験談からのメリットです。
自宅兼賃貸に住むと、建物まわりのお掃除を業者さんに頼むことができます。
賃貸物件なので家まわりをきれいにしておかないと、入居者さんが決まりにくくなるからです。
私の場合管理会社の紹介で、月に3回、7,000円で外回りのお掃除を頼んだのですが、
これは賃貸事業の清掃代として事業分は経費にすることができます。
普通にお勤めしていて、普通の住宅を買いお庭の掃除代と言ったら当然、
経費にはなりませんよね(^_^;)
自宅維持費用を経費にできるって、今までにないことですよね!
経費になるということはその分節税にもなります。
不動産所得が増えるからと言って比例的に税金が増えるのではない。
必要な経費はちゃんと計上し、確定申告することで
お金に対する知識や感覚も身についてきます。
これは私の体験談ではありますが、もちろん外回りのお掃除が苦じゃない人は
自分で行うこともできます。
支出を減らせば結果的に、手元にお金が残りますね。
自宅兼賃貸(賃貸併用住宅)3つのメリットまとめ
- 家賃収入で住宅ローンをまかなえる金銭的メリット
- 家族が増減しても、賃貸部分を活用して住み続けられる
- 自宅周りの外掃除もプロにお願いして経費にもできる
>>(次ページ)賃貸併用住宅3のデメリット